初任者教員は最初は授業よりも学級経営!オススメの授業準備方法!
こんにちは、こちゃです。
今回は初任者教員にオススメの授業準備法をまとめました!
最初はとにかく学級経営が肝!だから授業はさくさく準備しちゃおう!
最初はとにかく学級経営!
先生って言ったら授業でしょ!
授業が上手だと学級経営にも影響するし、学校で過ごす時間の多くは授業だし、授業が一番大切だよ!
…と考えている初任者教員の人、けっこういるのではないでしょうか。
うん。確かに先生って言ったら授業だと思います。
私も最初、そう思って毎日毎日必死に授業準備をしていました。
でもね!1年間経験してわかったことがあります。
それは、最初は授業より学級経営だよってこと!
ルールの定着が最初だよってことです。
<マンガ>
以前4月は1年間の中で一番大切な時期だとお話ししました。(▼)
この1ヶ月にルールの定着を図らないと、後になって「あれ…?みんな最初はいい子ばっかりだったのに、最近なんだか学習規律が乱れてきたぞ…ルールの定着を図るか…」なんて思ってもうまくいきません。
4月のチャンスを逃すことは大変なことです。
目的は同じ「ルール定着」でも時期が変わるだけで労力が何倍にもかかってしまいます。
そして学級経営がうまくいかなくなると授業どころではなくなってしまいます。
だからね、最初は授業準備手を抜きましょう。
だけど初任者教員の人はそもそもどう授業準備したらいいのかがわからないから、手を抜くことが難しいですよね。
そこで今回は、授業準備のコツをお話ししていきます!
授業慣れしていなかった私が、授業準備を楽にするために工夫したことをまとめています(^^)
頼るものには頼るべし
頼れるもの一覧
- 指導書の通り進める
- 同学年の先生にどうするのか聞く
- 空きコマに先輩教員の授業を見にいく
- インターネットや本を活用する
授業準備で頼れるものはいくつかあります。
これらを上手に活用するポイントは、どの教科を何に頼るのかも決めておくといいです。
これから先はあくまで例です。
「自分だったらこれを指導書に頼ってこれはこれに頼りたいな」と思いながら読んでくださいm(__)m
算数は、指導書通りに進める
算数は指導書通りに進めても子どもが「つまらない」と感じにくいので指導書通りに進めました。
そして…私の学級にはT.Tの先生がいたので、お願いして毎日放課後に一緒に授業を考えてもらいました。
学校から帰る頃には算数の授業準備は終わりっ!
国語は、本に頼る
国語は指導書通りに進めると子どもが「つまらない」と感じそうだったのと、どうやって指導したらいいのかが全くと言っていいほどわからなかった
ので市販の本に頼ることにしました。
私が使っていたのは「授業のユニバーサルデザインを目指す 国語授業の全時間指導ガイド」という本です。
この本の良いところは、まとめ方が上手でパッと見て「どう授業したらいいのか」「何を発問したらいいのか「その発問で子どもが何を考えるのか」がわかりやすいところです。
読んでいて「いや、これは初任者教員には難しいぞ…」という技術的不安要素があまりないところも助かっていたよ!
ただ、挿絵等の教材を使うことが非常に多いのが厄介でした。
挿絵などの教材はスマートフォンのカメラでカシャーと撮ってパワポ資料を作って、電子黒板に映すようにすると早く準備できるのでオススメです。
ネットに転がっている授業は単元の全授業を公開していないこともあるけど、本だと全授業掲載してくれてるからとっても助かったよ!
社会は、同学年のベテラン教員に聞く。授業を見学させてもらう
社会はどう授業したらいいのかわからなくて困った教科でした。
本を買ってみたものの…自分の技術的にも、準備する時間的にも、社会科見学にこんなに行くことができない学校の関係的にも、なんかうまくいかなかった!(私の場合)
本を買ってもサクサク準備できるわけではなかったので、社会は先輩先生に聞いていました(ちなみに算数でお世話になった先生とは別の先生です)。
ただ「すみません、社会の授業の進め方がわからないのですが…」と聞いても自分が望むような答えは返ってきません。
ここははっきりと「社会の授業の進め方が全くわからなくて、引き出しもありません。先生はどのように授業するのか、細かく教えていただきたいです!明日は1時間目なのですが、どうしていますか」と聞いてしまった方がいいです。
そして聞いたら「ありがとうございます!さすがです!」と感謝の意を表すことを忘れずに!
「そんなに頼って2年目どうする気?」と教えてくれない人がたまにいますが、それは事故です。今聞いておかないで「わからない状態」のまま2年目になった方がよっぽど大変なので、聞いちゃおう!
体育は、合同体育にしてもらう
体育は、普通の授業と違いすぎて、正直本を読んでも授業の様子が全く頭に浮かびませんでした。
社会も「わからん!どうしよう!」と思いましたが体育は「わからなすぎる!絶望的!」って感じだった…。
初任者教員の方は先輩先生にお願いして合同体育にしてもらうといいです。
私の場合本当に精神的に参ってから校長室で私・ベテラン教員・校長先生3人で話し合いとなり、その時素直に「体育がわからなくて…」と訴えたところ「じゃあ合同にしましょうか」と言ってもらえて実現となりました。
こんな方法があったのか…もっと早くお願いしたら良かった…と思いました。
別の初任者は最初から合同体育だと言っていたよ。一緒に組む人によってしてもらえること・してもらえないことが変わるから自分からお願いしてみよう!
音楽等の見ないと全くわからない教科は空きコマに授業を見せてもらう
音楽も体育と同じくらい全くわかりませんでした。
でも音楽は体育と違って合同にするのが難しいです。教室の広さが関係するからです。
そういうときは、「音楽の授業の進め方が全くわからなくて…。先生はどのように授業するのか、音楽の時間に授業を見学させていただけたら嬉しいです」と空きコマに授業見学をお願いするといいです。
この方法は自分の空きコマとベテラン教員の空きコマが重なっていないと実現できないのでちょっと難しいですが、
- 見てすぐに授業内容がわかる
- 自分がどう発問したらいいのか・振る舞えばいいのか理解しやすい
- ベテラン教員の指導を見ることができる
…とメリットが盛りだくさん!
コマの調整ができるのであればすごくオススメの方法だよ!
よく授業を見に行って頼るようにすると、「勉強熱心だな、頼りにされてるから私もよくサポートしよう」と可愛がられるきっかけにもなりますよ(^-^)
ただ個人的に、見せてもらう授業は1教科に絞ることをオススメします。
「社会も音楽のように見せてください」という状況=先輩先生の授業を見せてもらう時間が多くなると、自分の空きコマ数を上回ってしまうからです。
「毎時間この教科だけは心配いらない」という状況を作るために、音楽だけは毎時間見せてもらうような環境を作れるとかなり楽になります。
ちなみに「空きコマは宿題の丸つけをするから見に行けないよ!」という人は、朝のしたくルールを見直すと見に行ける可能性があります。
こちらの記事で詳しくまとめているのでよかったら読んでみてください^^▼
cochaochablog.hatenablog.com
超オススメのサイトがあります!
超オススメのサイトがあります。それがこちら。「教育技術」!!!▼
kyoiku.sho.jp
教育技術さんは雑誌で有名ですが、個人的にオススメしたいのがウェブサイト版。
このように、授業の指導案がたくさん転がっているのです!▼
国語、算数、理科、社会、体育、外国語活動の授業案(指導アイデア)が掲載されているよ!
しかも何がいいって、かなり初任者教員でも授業しやすい指導案が掲載されているところ。▼
「1人1台端末時代の「教科指導のヒントとアイデア」」というページに掲載されていますが、基本的に端末がなくてもできるような…といった内容なので全然大丈夫!
ただ、続きを見るにはマネーが必要。でも800円で定額読み放題のようなので、これで授業不安が減るのであればもう入るしかないのでは!?という気持ちです。▼
私は絶対入っていた自信がある(笑)
「教育技術」さんの授業案といいところは「基本の授業の型」がわかるところです。
市販の本の授業案は普通の授業の切り口とはちょっと違うことがあります。それが面白いし良いところでもあるのですが、他の授業を自分で考えるときに当てはめにくいと感じることも…。一方で「教育技術」さんの授業案は当てはめやすく、自分の技術になっている感じがします。
最高だ…
この指導案が掲載されているページは私が初任者教員の頃にはありませんでした。
どうも1人一台タブレット端末になってから(2022年〜)できたようです。いいな〜〜〜
だから2024年の今でも更新され続けているよ。だから掲載されていない単元もあるかも…
これらをまとめると授業準備はここまで楽になる
ここまでのことを簡単にまとめると、このような状況になります。▼
- 算数→指導書通り。放課後にT.Tの先生に相談(学校にいる間に終わる)
- 国語→本、もしくは「教育技術」ウェブサイト
- 社会→ベテラン教員に細かく聞く(学校にいる間に終わる)
- 体育→合同体育(学校にいる間に終わる)
- 音楽→空きコマに授業見学(学校にいる間に終わる)
かなり負担が減ったんじゃないかな!?
頼るものや人物、時間を分散させることで、先輩先生一人一人の時間的負担も減っています。
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます(^-^)
ブログに来てくださったみなさんの疑問は少しスッキリしたでしょうか?
みなさんのもやもやが軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。