こんにちは、こちゃです。
今回は宿題や連絡帳を回収する方法についてまとめました!
初任者教員が実践しやすそうな方法を3つ紹介するよ!
黄金の1週間の大切さ
今回の記事から黄金の1週間編に入ります。
4月の大切さについては以前こちらの記事で紹介しました。▼
cochaochablog.hatenablog.com
このことと合わせて知っていてほしいことがあります。
それは、1年間教員として働いて、知っておきたかったことの多くは“黄金の1週間編”でお話する内容だということです!
「あのとき知っていたら…!」
「もっと最初に教えてほしかった…!」
実際に私がそう感じた知識や技術がぎゅぎゅっと詰まっています。
1年間を左右するくらい大事なことなんだと思って読んでね!
朝のしたくルールとは?
朝のしたくルールとは「朝学校に着いてから朝休みに出かけるまでの行動のルール」のことです。
ルール表を作り、朝黒板に貼っておくようにします。そして、朝の会で全員ができているかチェックを行います。
これが毎日のルーチンになるよ
朝のしたくルール表は2種類作る
ルール表は次の2種類作ります。▼
- どこに何を片付けるのか書かれたもの
- 朝の会までに終わらせておかなければならない行動について書かれたもの
①に着いてはこのように作っていきます。▼
②に着いてはこんな感じ。▼
詳しくは以下「朝のしたくルール3選」で紹介します。そちらを参考にしてください^^
朝のしたくルール3選
したくルール①
②連絡帳を書きます
③書いた人から提出物(連絡帳、学習カード、宿題、学校に提出しないといけないプリント類)を持って、先生のところへ並びます。
「はい、いいよ」と言われて連絡帳(2週間目からは、漢字練習帳)を受け取ったら、遊びに行ってもいいです。
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました
朝、先生は必ず連絡帳に書く内容を黒板に貼っておくようにしましょう。
この方法のメリットは、連絡帳や漢字練習帳の提出チェックやコメント返し、丸つけまでを一気に終わらせることができるところだよ。先生も朝早く出勤する必要があるけどね
早く遊びたい子どもから苦情が出る可能性があるので、予め「先生はこういう風なルールで動きます。少し時間がかかるので、早く遊びたい子は、少し早く学校へ来るようにしましょう」と伝えておくといいですね。
したくルール②
②連絡帳を書きます
③提出物を出します
・連絡帳
保護者からのメッセージがある場合⇨教卓(黒板の前の机)に開いて置きます
保護者からのメッセージがない場合⇨先生の机の上に開いて置きます
・学校に提出しないといけないプリント類
出すものBOXへ出します
④宿題は、机の左側にそろえて出しておきます。朝の会前に集めます
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました。
朝、先生は必ず連絡帳に書く内容を黒板に貼っておくようにしましょう。
この方法のメリットは、先生が朝早くに学校へ行かなくてもいいところだよ。ただ、連絡帳の保護者からのメッセージへのお返事や宿題の丸つけはどこか別の時間で行う必要があるよ
宿題を忘れた子どもの名前カードは、このように貼ってもらうとわかりやすいです。▼
連絡帳を提出しているかどうかのチェックは、このように行います。▼
この方法は、こういう条件が揃う学校向けです。▼
- 朝の会の時間前に子どもが揃う(朝の会がはじまる10分前にはチャイムが鳴り、5分前には全員教室にいる状況)
- 朝の会が最低10分は確保されている
したくルール③
②連絡帳を書きます
③提出物を出します
・連絡帳
保護者からのメッセージがある場合⇨教卓(黒板の前の机)に開いて置きます
保護者からのメッセージがない場合⇨先生の机の上に開いて置きます
・学校に提出しないといけないプリント類
出すものBOXへ
・宿題
自分の番号の箱へ
④宿題提出確認係さんは、○時になったら宿題が揃っているかチェックします
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました。
朝、先生は必ず連絡帳に書く内容を黒板に貼っておくようにしましょう。
この方法のメリットも、先生が朝早くに学校へ行かなくてもいいところだよ。ただ、②と同じで連絡帳の保護者からのメッセージへのお返事や宿題の丸つけはどこか別の時間で行う必要があるよ
子どもに宿題提出の確認をさせるから、仕事をしていなかったという状況が起こる可能性もありますね
連絡帳を提出しているかどうかのチェックは、このように行います。▼
朝のしたくルール定着のために行うこと
1日目は全員で朝のしたくルールを確認する
1日目は朝学校に着いた子どもに「黒板を見て行動してね〜」と声をかけていきます。
念の為朝の会でも朝のしたくルールを確認しましょう。
ひとつ文章を読み上げたらみんなできているか確認していきます。
連絡帳は最初の一週間は厳しくチェックする
なぜ一週間厳しくチェックするかというと、そうすることで後々先生が楽になるからです。
最初の一週間厳しくチェックすると、ほとんどの子どもがしっかりと時間割を書く癖がつくようになります。
また、時間割を適当に書く子ども(例えば時間割通りではないのに時間割通りと書く)や、ノートの順番を守らずに書く子どもが大体わかるようになります。笑
すると、2週目から目をつけた子どもだけチェックすれば良い状態になります。
時間割を正しく書いているかをチェックするくらいで大丈夫だよ!
1週間が過ぎても朝のしたくルールのチェックは毎日行う
せっかく作ったルールですが、守らせなければ意味がありません。
なので、必ず徹底して守らせるようにしてください。
守っていない子が放置されると「別に守らなくても、何も言われないじゃん。じゃあ、守らなくてもいいや」と考える子どもが出てくるからです。
そのためにも、朝の会をはじめる前に“朝のしたくルール”を全員が守っているか、先生がチェックをします。
はじめは守れていない子どもがちらほら出てきます。
ですが、繰り返していくうちに減っていきます。
守れていない子どもに目を向けるよりも、守れている子どもに目を向けるようにするといいよ。積極的に褒めていこう!
1週間が過ぎても宿題と連絡帳は提出したかどうか必ず確かめる
これは必ず徹底してください!
提出しない子が出てきてその子が叱られない状況が起こると、ちゃんとしている子どもがもやもやとしてしまいます。
先生への不信感へ繋がってしまうよ
「ちゃんとしなくても叱られないんだ。別に提出しなくていっか」と思われるきっかけにもなってしまいます。
ちなみに、宿題のルールはまた別にあります。
それはこちらの記事で詳しく説明しています。▼
cochaochablog.hatenablog.com
どこで保護者からのメッセージへのお返事や宿題の丸つけを行うか見通しを立てておく
「空いた時間にしよう」はできないと思ってください。
学校現場は想像をはるかに超えてやることが多く、1日があっという間に過ぎます。
読書タイムが毎日あるような学校だとやりやすいのですが、そういう学校ばかりではありません。授業間の休み時間も子どものトラブルが起こったり、給食時間や昼休みもなんだかんだでやることが多いです。
「空いた時間」というアバウトな考え方だと、次々やってくる「やること」によって「やらないといけないこと」ができずに流されてしまいます。
ですので、「この時間はまずはこれをする」というルーチンを作りましょう。
朝の会後の休み時間はこれをする、1時間目後の休み時間はこれをする、など。
学校現場では、「やらないといけないこと」とそれ以外の区別をつけて行動することが重要になってくるよ!
自分がいつ連絡帳・漢字練習帳・算数プリント・家庭学習ノートの丸つけを行うかまで考えて、朝のしたくルールを選ぶようにしましょう!
「隣のクラスはこうしているよ」に惑わされない
「隣のクラスはこうしているよ」と言ってくる子どもがいます。
「このルール自分は嫌だな〜変えられないかな〜」という思惑を持った子どもです。笑
安易に方法を変えると「この先生は自分が言った通りにしてくれる」と思わせるきっかけになってしまいます。
子どもの意見を聞くことは大事ですが、子どもに振り回されないようにしなければ担任の先生の意見が通りにくくなります。一度決めたことは変えないようにすることも大事ですよ
朝のしたくルールはよく考えて決めないとなんですね
朝のしたくルールとそれにまつわることQ&A
連絡帳は必ず提出させないといけないの?
高学年では連絡帳を提出させない学級もあるようです。
ただ、提出をさせない場合でも、帰りの会の前に班長に連絡帳を書いているか確認をさせているようです(Xの先輩先生からお聞きしました)。
つまり、4月はどの学年でも連絡帳を書いているかのチェックは行なっているってことだね!
漢字ノートの丸つけをして返却することができません。どうしたらいいですか?
子どもがいる時間内に全員分漢字の丸つけまでして返却することが難しい人もいるでしょう。
そういうときのために漢字練習帳を2冊準備させるといいです。
子どもが帰ってから、一気に丸をつけるだけ。終わり!
いいですか。一気にですよ。一気に!
一字一句間違っていないかな…と細かく見ると、時間がかかってしまいます。手を抜くところは抜きましょう。
初任者教員はまずは1日を滞りなく遂行できるところを目標にしようね。細かく見るのは余裕が出てきたからでOK!
普段の宿題はパッと見てあまりにも読めない字じゃなければ丸をつけ、日付を書くようにします。
算数プリントは、提出しなくてもいい!?
私は算数プリントは回収していませんでした。
その代わり、朝一番の授業のはじめに一斉に答え合わせをするようにしていました。
一斉に答え合わせをすることで、丸つけが一気に終わり、返却する暇が省けます。
大体復習の内容が宿題として出されるので、細かい解説はせず次々答え合わせをしていきましょう。
朝黒板に答えを貼って丸つけを自分でしてから提出させるという方法もあるけれど、この方法だと全員きちんと丸つけを行っているかチェックする必要があるよ
適当に丸をする子もいれば、丸をつけないで提出する子もいます。そういう子は大体決まってくるのですが、そういう子を見逃さないようにしないといけません。その日のうちにやり直させて再提出させるのです
結構やること多いですね…
方法ですが、まず全員プリントを机の上に載せて、全体を見回し、宿題忘れをチェックします。その後、子どもに順番に答えを言ってもらいます。
このとき同じであれば「同じです」、違う場合は「わかりました」と言ってもらうようにしていました。
毎日朝1時間目に読書タイムを10分独自に設けて、その間に連絡帳のメッセージ返しや漢字・家庭学習ノートの丸つけをし、そして算数プリントの答え合わせまでを行うことができると日々はかなり楽になります。残った時間で小テストを行うのも良いでしょう。
…が、毎日授業が1時間ずつ押されるので、授業進度の面でかなりキツくなってはきます。
まとめ
4月は先輩先生にとってもきつ〜い時期…慣れない初任者教員にとっては想像を超えてきついと思う(涙)
最後まで読んでくださってありがとうございます(^-^)
ブログに来てくださったみなさんの疑問は少しスッキリしたでしょうか?
みなさんのもやもやが軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。