ひよっこノート

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「こうしたらよかったのか!」を集めた、初任者教員のためのブログ

朝の会と帰りの会は、短く!宿題チェックは、必ず!

こんにちは、こちゃです。
今回は朝の会と帰りの会についてまとめました!

初任者教員はとにかくシンプルに!がポイントだよ

“短い時間“しか集中力は続かない!

初任者教員のうちはササッと終わらせられる朝の会や帰りの会がオススメです!
その理由は3つあります。

1つ目!短い時間で終わる会だと子どもが集中してがんばることができるから!
長〜い会だと集中が続かず、日直の話をきちんと聞かせることが難しくなってきます。

その度に指導するのは先生も子どもも疲れるし嫌な雰囲気になるよ!

2つ目!「早く終わらせないと、1時間目に間に合わない…!」などと焦る必要がなくなるから!
「⚪︎年△組は時間を守るクラス」という学級のイメージづくりのためには、先生の協力が必要不可欠です。

学級のイメージづくりについてはこちらの記事で詳しく説明しています。▼
cochaochablog.hatenablog.com

3つ目!先生不在で朝の会や帰りの会をするときやりやすいから!
担任の先生がいなくても相手の話を聞くことができると、学級全体の安心感につながります。また、大人の手を離れて「自分たちだけでできる」を増やすことは、子どもや学級の自信にも繋がります。

安定した学級経営の土台には「できた」「できる」が大切だよ!

朝の会の内容は、こうする!

朝の会の内容
日直「起立」
日直「今から朝の会をはじめます」
みんな「よろしくお願いします」
日直「座ってください」
日直「欠席確認をします。班長さん、報告してください」
班長さん「1班、欠席はありません」「2班、○○さんがお休みです」
日直「宿題忘れ調べをします。△△さん、ネームプレートを持ってきてください」宿題チェック表を見て、チェックがついていない人の名前を読みます。
宿題を忘れた人:ネームプレートをはりに行く
(朝のしたくルール②を実施する場合は、朝の会での宿題忘れ調べは必要ありません)
日直「次は、今日の予定です。先生お願いします」
先生:今日の予定を話す

朝の会であえて宿題忘れ調べをすることで、子どもが「自分は宿題忘れたんだった。帰りの会までに宿題をしなくちゃ…!」と気づくことができます。

朝のしたくルール②についてはこちらの記事で詳しく説明しています。▼
cochaochablog.hatenablog.com

帰りの会の内容は、こうする!

帰りの会の内容
日直「起立」
日直「今から帰りの会をはじめます」
みんな「はじめます」
日直「座ってください」
日直「目標をチェックします。顔を伏せてください。先生、お願いします」
先生:数える
日直「宿題チェックをします。今日は○○君がまだ終わっていません。残ってやっていってください」

※金曜日のみ
日直「今日は金曜日です。忘れ物はありませんか」

日直「係活動チェックをします。今日は◯◯係、△△係が仕事をしました。ありがとうございます」

日直「かばんを背負ってください」
日直「お道具箱を机の上に出してください」
日直「机はずれていませんか。ゴミは落ちていませんか」
先生:確認する(お道具箱の中が荒れている子どもには「⚪︎⚪︎さん残ります」と伝えて次へ進む)
日直「さようなら」
みんな「さようなら」

係活動のときカードを移動させようと起立する子どもが出てきます。
こういう子どもがいたら「今移動させません。仕事をしたらすぐ移動するようにします」と伝えるようにしましょう。

次の日も移動させようとする子どもがいたら「2回目です。明日の様子を見ておきます」と伝えます。

翌日、また移動させようとする子どもがいたら、その子どもは残して指導します。

放課後「何か工夫をしたのか」ということを聞き、していなければ「それは忘れて当たり前です」ときっぱりと伝えます。
「そのままだと変わらない、変わろうとする意思があるなら何か工夫をしなさい」と工夫を考えさせ、実行させます。

翌日はその子を見るようにしよう!もしできていたら褒めよう

朝の会と帰りの会を練習する時間をとろう

日直に会を進行させる前に、必ず朝の会と帰りの会内容を知る&練習するためのする時間をとります。
このとき、次の宿題ルールも一緒に伝えるようにしましょう。▼

宿題ルール

  • 宿題はどんな理由であっても忘れたらその日のうちに提出して帰る
  • 宿題は終わったら先生に直接手渡す(宿題をし終えたら先生はネームプレートをその子に返します)
  • 帰りの会までに宿題が終わっていなければ、残ってやる

「宿題やったけど忘れた」って子どもが必ず出てきます。

次の日に提出というルールにすると、先生側が見落とすことがあります。思っている以上にあります。

こういうところを子どもたちはよく見ているよ…

初任者教員のうちは仕事の多さに慣れていないので、「忘れるはずがないと思っていたのに…」と思うことが必ず出てきます!
だから、先生も子どもも忘れようがない仕組みを作ることが大切です。

参考:野中信行,『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』(pp.56-57,64-65),学陽書房,2012年
学級が荒れはじめてから購入した本です。

朝の会と帰りの会での話の聞き方の指導

全員が日直さんを見ているか。態度はどうかを見ます。
2回目注意するときは「ストップ!」⇨全員が気づいたら「どうぞ」で大丈夫です。

3回目注意するときは「ストップ!」⇨全員が気づいたら「3回目です」と言います。

4回目注意する場面では…厳しく叱ります。

これは始業式の日、先生がすごく起こるスイッチ(絶対に許さないこと)として「3回注意しても変わらなかったとき」伝えているからです。
詳しくはこちらの記事で説明しています。▼
cochaochablog.hatenablog.com

4回目の注意で先輩先生はどう指導しているのか聞いてみた!

A先生はこう指導する

「この学級には、一生懸命話をしている人のことを一生懸命聞こうとしない人がいるみたいですね。それでいいと思っているんだろうね。どうですか?」って言うかな

B先生はこう指導する

「おかしい!」と先にはっきりと言ってから、「目の前の人を大事にできないとみんなが楽しいと思えるような学級にはなれない!」とはっきりと言う。それから、「それでいいの?」と聞くかな

C先生はこう指導する

授業中の出来事であれば、4回目に『授業できません』と言って教科書等を片付けさせます。
「授業はとても大事です。あなた達が勉強しないと困ることはたくさんあります。でも、話を聞けるようになることの方が大事。話を静かに聞けないのであれば、授業はできません。この時間の授業はもうしません」と話します。その後、本当に授業はしません。

次の時間になって、学年が進むとさらに勉強する内容が増えるから聞かないといけないこと、もしも警報が鳴ったときに、静かに聞いておかないと助からないことがあること、目の前の人を大切にすること等、話を聞かないといけない理由を話します。それから、2時間目の授業の内容に入ります。

いろいろなやり方があるけど、どの先生も怒っていることが分かりやすいようにワッと怒っていたよ

まとめ

厳しく叱る姿を見せることも重要

「この先生ちゃんと厳しいな」と思わせることも必要だよ

最後まで読んでくださってありがとうございます(^-^)
ブログに来てくださったみなさんの疑問は少しスッキリしたでしょうか?

みなさんのもやもやが軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。