学級経営は既に始まっている!学級開きで子どもに話すこと
こんにちは、こちゃです。
今回は学級開きの内容をまとめました!
いよいよ学級でお話するよ…!
絶対に知っていてほしい、4月の大きな落とし穴
「思っていたより、落ち着いた学級みたい。よかった」
自分の受け持つ学級の子ども達を前にして、こういう感想を持つ初任者教員がいるかと思います。
静かに先生を見て話を聞く姿。
自分から率先して良い行動をとろうとする姿。
こういう姿を見るかと思います。
でもね。これ、この時期だけです。
というより、これを保つには技術が必要なんです。
これが初任者教員にとっての最初の落とし穴です。
私は見事にはまりました。
よく言われる「厳しくしたらいい」の厳しい、とは
ここで言う厳しさとは、
- 縦糸
- 学習規律
に関係します。
縦糸と学習規律については、後日それぞれ別の記事にまとめようと思います。
大事なことなので、ぜひ読んでみてください。
学級開きですること
始業式後、学級に戻ってすることはこちら。▼
- 先生から子どもへのお話(自己紹介、学級への想い、絶対に許さないこと)
- 教科書を配る
- 子どもの机決め
- 一学期のめあて記入
今日はこのうち、『先生から子どもへのお話』について話していくよ!
子どもの前で話すときに注意すること
スーパー大事な話!!!!!
学級開きで、自分の受け持つ学級の子どもたちの前ではじめてお話をしますね。
このとき、
全員が
姿勢良く(手は机の上に置かないよう指導すると良い)
担任を静かに見てから
話をはじめる
ことを意識するようにします。
途中で誰かがお話したりしたら、どうするの?
そのときは、話の途中でもストップして、
全員が担任を静かに見てから話をはじめるようにするよ!
誰かが話を聞いていないのに話を進めると「あ、この先生は話を聞いていなくても怒らないんだ」と思われるきっかけとなってしまいます。
学級開きで先生から子どもへ話すこと
以下の3つのことを話します。
- 自己紹介
- 学級への想いを語る
- 絶対に許さないことを伝える
①誰でもできる、楽しい自己紹介
やっぱり、子ども達に好かれることは大事です。
好きな人の話は聞きたくなるし、嫌いな人の話は聞きたくないですよね。
ですので、子ども達に「なんか楽しそうな先生だな」と思ってもらえることは、学級経営の第一歩なのかなとおも思います(^^)
ただ、無理はしすぎず…。期待されすぎると、かえってきつくなりますよ。
私、面白おかしくお話するのって、ちょっと苦手だったんです。
そんな私が「これだ!!!」と思ったあいさつの仕方が、
名前であいうえお作文をつくるという方法です。
自己紹介の後は、黒板に書いた名前を消して、クイズ形式にして聞くと面白いです。
参考:赤坂真二,『学級を最高のチームにする!365日の集団づくり4年』,明治図書,2016年
②学級への想いを伝えよう
学級への想いは、学級目標と関係づけて伝えていきます。
学級目標は、「ぽかぽか」「すてき!」「きらきら」等抽象的な言葉のみの先生もいれば、「にこにこえがおで成長するクラス」等はっきりした言葉で定める先生もいます。
今回紹介するのは、なんとなくのイメージにする場合(前者)の考え方になります。
抽象的な方がわかりやすくない?
私は、学級目標はこのようにして作りました▼
例:「ぽかぽか」「すてき!」「きらきら」等
→これが、学級目標になる
②その中から、具体的な姿を考える
例:「ぽかぽか」…1人1人が、「学校へ来ることが楽しい!」と思える
→これが、子どもに話す内容になる
具体的にどうしたらいいのか想像しにくかった人もいると思うので、例を紹介します。▼
「ぽかぽか」を学級目標にしたい場合…
「ぽかぽか」っていいな…私がこれがいいと思った理由は何だろう…1人1人が大切にされるクラスがいいなって思ったからかな
1人1人が大切にされていることの大事さってどうやったら子どもに伝わるかな
ここから次のような文章を作ります。▼▼▼
つまり、温泉に入ったときに感じるような、ぽかぽか〜あったか〜なクラスになってほしいと考えています。
「学校なんて嫌だ!」と思いたい人、いますか?
…いないよね。
30人いて、1人もいないんです。それだけ、強い願いなんです。
でもね、これがけっこう難しい。
30人いる中で、1人でも「嫌だな」と思う子がいたら、それはもうぽかぽか〜なクラスじゃ…ないよね。
1人1人が楽しいと思うクラスってどんな学級なんだろう?
友達が困っているとき、どうしたらいいのかな。
友達が失敗したとき、どうしたらいいのかな。
これを全員が考えていかないと、達成できない目標です。
大変だよね。だけど、さっきも確認した通り、全員の願いでもあるんです。
これを、みなさん1人1人に1年間目指してもらいます。
あまり長く話すと、子どもが退屈しちゃうから、集中が続くよう、途中で質問を混ぜて考えさせる場面を設けたりするといいよ!
ちなみに「ぽかぽか」「すてき!」「きらきら」のようなふんわりした学級目標の活用法もこちらの記事で説明しています。▼
cochaochablog.hatenablog.com
③絶対に許さないことを2〜3つ、伝えよう
簡単に言うと、「先生がすごく怒るスイッチはここだよ」ということを3つ伝えます。
初任者教員は次の3つがオススメです。
- 友達の身体を傷つけたとき
- 友達の心を傷つけたとき
- 3回注意しても変わらなかったとき
(3回注意しても変わらなかったときにワッと叱るということです)
まとめ
すごーーーーーーく大事!!!!!!
最後まで読んでくださってありがとうございます(^-^)
ブログに来てくださったみなさんの疑問は少しスッキリしたでしょうか?
みなさんのもやもやが軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。