こんにちは、こちゃです。
今回は日直や係活動、当番活動の取り組ませ方についてまとめました!
子どもたちの「あっ忘れてた!」を防ぐにはどうしたらいいのか書いてるよ!
子どもたちの「あっ忘れてた!」を防ぐには?
子どもたちはよく仕事を忘れます。日直や係活動、当番活動は毎日するわけではないからです。
しかしながら仕事忘れを注意せず放置すると、「めんどくさいし日直の仕事しなくてもいいや〜」とゆるい空気が生まれてしまいます。
また、ちゃんとやっている子が「私はしてるのに、⚪︎⚪︎さんはしない。なのに先生は怒らない!」と損した感情を持ち、先生に対して不信感を持ってしまいます。
ですので先生はここでも見落とさず管理し指導することが求められます。
でも担任の先生は1人しかいないから、漏らさず管理するために工夫が必要なんだ!
では具体的にどうしたらいいかというと、子どもが自分で仕事をしたか省みることができる表や時間を設けます。
仕事が終わったらネームプレートを移動させるチェック表を作成して、給食を食べ終わった後や帰りの会のときにちゃんと移動させているかどうかを省みる時間を設けるのです。
日直
日直の仕事内容
日直の仕事は、最低限でこれだけあります。▼
- 朝の会、帰りの会の司会
- 朝自習での注意
- 各授業の開始と終了のあいさつ
- いただきます、ごちそうさまのあいさつ
- 毎時間の黒板消し
朝の会の前に水やりをしたり、帰りの会の後に窓閉めや机並べをさせる学級もあるよ
朝自習の際には、「◯◯さん、ちゃんとしてください」と日直に注意をさせます。
先生は予め「日直以外の子が注意をするとうるさくなってしまうので、日直以外は朝自習に集中すること」と伝えておくといいです。
「日直は、1日の流れがスムーズに進むよう、注意をします。だから、注意をされたら、素直に従うようにします」とも伝えておくといいよ!
ちなみに朝自習以外のときは“ちゃんとしているかどうか”は先生が注意します。
日直に注意させると「なんだよ、ちゃんとやってるのに!」といがみ合ってしまうからです。日直に注意をさせすぎると、確かに空気が悪くなりがちなんですよね…
日直のチェック表
日直はこのようなチェック表を作ります。▼
仕事をし終わったらその都度マグネットを右側のオレンジゾーンへ移動させるようにします。
必ず仕事を徹底させるために、日直が仕事後マグネットを移動するよう、日直の動きを常に見ておきます(4月いっぱいの話)。
何もしないと、マグネットを動かさない子どもが出てくるからです。
慣れた後でも給食を食べ終わった後と帰りの会のとき、先生はチェック表を必ず見るようにします。
どのようにチェックするのかについては下の記事「「いただきます」後のルール」に書いています。▼
cochaochablog.hatenablog.com
「帰りの会の内容は、こうする!」にも書いています。▼
cochaochablog.hatenablog.com
係活動
初任者教員は係活動や当番活動は一緒くたに考えよ
マンガにも書いていますが、本来係活動と当番活動とは全く別のものです。▼
- 係活動…学級を盛り上げるために「工夫する」お仕事のこと(新聞係、イラスト係など)
- 当番活動…学級を回すために「ないと困る」お仕事のこと(黒板消し当番、電気当番など)
ですが、初任者教員は係活動と当番活動は分けずに一緒くたに考えることをオススメします!(⚠︎給食当番や掃除当番以外は係活動として一緒くたに考えられているイメージです。)
もし別々にしてしまった場合、当番活動一人一役の活動になります。30人学級の場合、先生は30種類の仕事を管理する必要があります。
一方で係活動は5〜6人で1つの仕事をします。ですので係が5つであれば、先生は5種類管理するだけで済むのです。
管理のしやすさが全然違うよ!
係活動を考える際に注意すること
「配布係」のよう先生にとって必要な係があります。
絶対に必要な係は、出てこない場合教員がわから伝える必要があるので、調べておきましょう。
例えば宿題提出確認係や給食のタイム係などです。
宿題提出確認係はこちらの記事の「朝のしたくルール③」で出てきます▼
cochaochablog.hatenablog.com
給食のタイム係はこちらの記事の「教室を出る前のルール」で出てきます▼
cochaochablog.hatenablog.com
係活動のチェック表
係活動(当番活動)も日直のときと同じです。
仕事をし終わったらその都度マグネットを右側のオレンジゾーンへ移動させるようにします。▼
先生が管理する方法も日直と同じで、給食を食べ終わった後と帰りの会のとき、先生はチェック表を必ず見るようにします。
係活動の決め方
こちらについては、わかりやすく説明してださっているサイトをみつけましたので、こちらを読んでみてください(2020.4.11)▼
教育Zine〜明日の教育を創るウェブマガジン〜,『係活動は「やりたいこと」、当番活動は「すべきこと」』,https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/earthleaders/?id=20150023
まとめ
ルーチンを決めて、紙に書いて持っていてもいいので、一つずつ確実にこなしていくといいよ!
最後まで読んでくださってありがとうございます(^-^)
ブログに来てくださったみなさんの疑問は少しスッキリしたでしょうか?
みなさんのもやもやが軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。
参考文献
- 山洋一教育実践原理原則研究論文/全学年/学級経営,『クラスのシステムを確立しよう岡山県津山市立北小学校 岡田健治』,http://www.tvt.ne.jp/~k-okada/g-keiei-kurasu.htm
- 教育Zine〜明日の教育を創るウェブマガジン〜,『係活動は「やりたいこと」、当番活動は「すべきこと」』,https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/earthleaders/?id=20150023,2020.4.12
- 『みんなの教育技術,『高学年の学級開きは、荒れ予防のシステムを仕込む!』,https://kyoiku.sho.jp/2067/#i-6
- 子どもたちが進んで活動する当番・係のシステム『2当番活動を機能させるシステム』,http://www015.upp.so-net.ne.jp/tsutsumi/index.html
- EDUPEDIA『1日に自動全員と会話のできる「一人一役当番表」(長谷川隼土先生)』,https://edupedia.jp/article/53233f96059b682d585b65cd